みなさん、こんばんは。
木曜日の男、きたです。
木曜日の男、またバスについて語らせて下さい。
前回は、バスでのイラッとした出来事を書きましたが、
今回は(今回も?)日本のバスとの違い。
まず、びっくりするのが、お客さんが座るのを待たずに急発進する事。
日本では、年配の方、足の不自由な人、その他もろもろ危険を考えて、
席に座るまで待ってから発進します。
むしろ、席が空いてるのに、座らなかったら運転手から「座って下さい。」
とまでアナウンスが流れるほど。
しかし、サンパウロは扉が閉まると同時に発進します。
最初、あまりの乱暴さに「オイオイ。」と口に出てしましました。
しかもクラッチの繋ぎ方が下手なため、(車が悪いのかもしれませんが…)
ガックンガックン進みます。
超キケンです。
すぐに手すりに掴まって下さい。
この前は、降りる際にカバンが椅子に引っかかってしまい、
少し遅れてバタバタと降りたのですが、
降りる途中に扉が閉まってしまい、手とカバンだけが外に出た状態で扉が閉まりました。
日本と違い、運転手がマメにルームミラーを確認する事なんてありません。
もう、前回と同様に日本語で叫びました。
「あけろー。扉をあけろー。こらー。」
もう、この状況に笑いすら出てました。
しかし、運転手や会計係は全く気づく気配がありません。
「おーぃ。あけろー。このあほー。腕だけ降ろしてどうするんだー。」
日本語だからバカにする言葉を言っても分かりません。
このまま発進しそうです。
いや、しました。
あぁあ、この状態で私は次のバス停まで、
カバンを外に出した状態で行くのでしょうか・・・
想像したらマヌケすぎて、笑ってしまいます。
諦めかけた時、
ぼくの状態に最後尾にいた乗客が気付き、大きな声で叫びました。
運転手は気付きすぐにバスを止め、下ろしてくれました。
まだまだあります。日本と違う点。
ここのバスはめっちゃ飛ばします。
しかも、道路が凸凹なので、空を飛びます。
乗ってたらケツが浮きます。
さながら、ジェットコースターのようです。
急停車、急発進は当たり前です。
乗客の乗り心地なんて関係ありません。
宙に浮いた時、横に座っている人と顔を見合わせて笑います。
ブラジルのバスはそんな感じです。
当たり前の日常です。
あと、案内がありません。
次にどこのバス停に止まるのかわかりません。
むしろ、乗る時バス停の印がショボイです。
分かりません。気付きません。
なんか棒らしきものが立っている。
それが目印です。
なんか、人が集まって道路を見ている。
それが目印です。
バス停にはどこに行くバスが通るのかなんて書いていません。
不親切です。
バスにちっちゃく表示されていますが、
バスの動きが速いので、動体視力が必要です。
ブラジル人はとにかくバスを止めて、運転手に「どこまで行くの?」って聞きます。
つまり、言葉の分からない外人には不親切です。
さらに、時間通りに運航されている感じがしません。
日本では、「何時、何分にこのバスがつきます。」
とバス停にタイムスケジュール表示されていますが、
こっちでは、そんなものありません。
ただ、待ってれば来ます。
中心地では、数分間隔、
いや、数分感覚で来ます。
私は公共交通機関で営業をしていますが、
バスを使う時は、グーグルマップを使います。
それに、バスの番号が載っていますので、
それを参考にバスに乗ります。
サンパウロのバスは複雑に入り組んでおり、
住んでいるブラジル人でさえ、バスの交通網を把握できていません。
ブラジル人に聞いても分からない事が多いので、
是非、グーグルマップを活用下さい。
なんか、2週続けてブラジルのバスの不満を言ってしまいましたね。
でも、そればかりではありません。
次週は、公共交通機関で発見した、ブラジルの素晴らしい所をお話します。
おっと、時間がきてしまいました。
それでは、また来週の木曜日に会いましょう。
木曜日の男、きた。
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