木曜でございます。
木曜の男の出番でございます。
ブラジル人とトランプゲームした時のお話。
「よぉ、誰からスタートするんだい?」
これはじゃんけんだな。と勝手に思った私は、
グーを構えてみんなの前に突き出した。
しばらく沈黙。
彼らは日本語学校で日本語を学ぶブラジル人達。
「え?これ、じゃんけん。ぐーちょきぱー。じゃ・ん・け・ん!」
どうやら、本気で知らないらしい。
それもそのはず。この動画をごらん下さい。
(以前同様、動画は途中から再生されます。
見られない方はこちらからどうぞ。1分48秒辺りからスタート)
どうやら、グーチョキパーの形でのじゃんけんは日本発祥らしいのです。
しかし、じゃんけんというのは、平等で平和的に物事を解決する上で大変重宝します。
普通にじゃんけんするもよし。
納得いかない場合は5回勝負で長期戦に持ち込むのもよし。
さらには、私がよくする手法は、
駆け引きじゃんけん。
おれ、グー出すよ。あなたは何出すの?
と先に出す手を申告し、申告させます。
でも、まだ勝負に入ってはいけません。
え?君はパー出すの?そうか。君はこの勝負に勝ちたいんだね。
分かった。おれはグーだすよ。
さすがにおれは君より3ヶ月早く生まれた。
ここはわずかでも先輩である私が負けてジュースを奢るのがいいだろう。
いや、気にしなくていい。確かに今月はお金がない。
今ジュースを買うと、明日食べるご飯も覚束ない。
いやいや、気にしなくていいんだよ。
例え、明日食べるご飯に困っても、おれは君にジュースを奢りたいんだ。
君はパーを出す。おれはグーを出す。
そして、おれは負けて君は喜ぶ。それでいいんだ。
とか何とか言ってやっと勝負に入ります。
もちろん、私はチョキを出します。
相手も私がピュアだと到底思っていないヨゴレなので、申告したものとは違う手を出します。
つまり、この駆け引きじゃんけんは、
どれだけ心が汚れているのかがバレてしまいます。
※あ、これは3人以上になると、アイコの可能性が高くなり、
メンドくさくなるので、2人で勝負を決する時にオススメです。
しかし、一方で愛を感じる手法でもあると思うのです。
例えば、夫婦間で風呂掃除を誰がするか。
ご飯を誰が作るか。子供の迎えはどっちがするか。
そんな時に非常に有効な手法であります。
ワザと負けることができるため、
愛を感じる事もできます。
お互いがワザと負けようと必死になると、
望んだ結果とは全く逆になることもあるでしょう。
それもまた良しです。
単純にお互いが嫌な家事をなすりつけようと思っている事もあるでしょう。
ですが、例え駆け引きじゃんけんに負けたとしても、
ひょっとしたら旦那はワザと負けたんじゃなかろうか。
なんて、勘違いしてくれて、
オカズが一品増えたりなんかしたら、それはもう、旦那様の圧勝でございます。
いやぁ、ほんっとに素晴らしい発明ですね。
ところで、楽々サンパウロを日本で入手可能になりました。
では、一句。
じゃんけんだぁ?
勝っても負けても
結局おれ。
また、来週の木曜日にまたお会いしましょう。
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