こんばんみ。
木曜の男がヌメっとお送りする、今宵。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さてさて、だいぶ前のお話になりますが、
ポルトガル語の語学学校に私は通っておりまして、
そこで、日本語を勉強されてる日系人やブラジル人と、5人位でお食事に行った事がありました。
そこでのお話。
まぁ、ブラジル来たての頃、当然私は大したポルトガル語は話せませんし、理解もできません。
ブラジル人にとっても、日本語は難解なようで、主に会話はポルトガル語でした。
もう、愛想笑いの連続。
ただ、何かきっかけに興味を引きたいなぁって思いまして、
「へい、名前はなんて言うんだい?漢字で書いてやるよ。」
って、目の前でフォークとナイフを使いながら、カレーを必死で食べてる彼に言ってみたんです。
「おらは、ファビオだ。」
そうか、うんうん。
しかし、単なる当て字もつまらない。
美男ではあるけれどちょっと、とぼけた表情してたから、
そこらへんのナプキンにペンで書いて教えてあげました。
「不安美男」
ファビオの顔が
( ゚ ρ ゚ )ボー
↓
∑(・∀・) ォオー!!
ってなりまして
ファビオ「おぉーっ!いいなコレ!この紙もらっていいか?」
と、予想外の反応。
でも待てよ、おれは聞いた事がある。
真に受けて、この類の紙をスキャンして刺青を入れちゃったヤツを。
木曜の男「ダメだ!これはダメだ。ちゃんと書くから。」
ファビオ ( ´゚д゚`)エー
そして、ちゃんと書いた名前は、
「不暗美雄」
常に前向きで美しいオスであれ。という意味だ。
とつたないポルトガル語で説明。
ォォオオー!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ オオォォー!!
もうね、はしゃぎだしました。
ファビオ「んじゃ、この最初の「不安美男」ってどういう意味だ?」
って聞かれたからもう大変。
「不安そうな草食系美男子の事だよ。」とは言えず・・・。
「あぁ、間違ったんだ。」
とだけ伝える。
まぁ、それから、みんな
「おれは?私は?」って感じになり・・・。
最後に、うどんを拙い箸使いで食べてた日系3世の女性が、
「私は?」
(; ・`ω・´)
とこんな顔で聞いてきた。
名前は?と聞くと、
「サユリ。」
「多分ね、サユリってのは、小さな百合の花の事だよ。」
って漢字で教えてあげたら、
∑(゜∀゜) ンパァァーーッ!!
って顔に。
もう、書いてる私が楽しくて。
「でもね、君は日系人だね。苗字はないのかい?」
って聞くと、使う機会がないのか、しばらく沈黙。
(;・∀・)
「キヌカワ??」
「そうか、んじゃ、多分これだね。」
絹川 と書いてみせると、
( ´・ω・`)・・・。
「んーとね、絹の川って意味なんだよ。」
「つまりね、君の名前は
絹の川に咲いた小くて綺麗な百合の花
って意味なんだよ。素敵な名前さ。」
って教えたら、
∑(゜∀゜) ンンンパァァーーッ!!
ってそりゃぁもう、こっちまで嬉しくなるようなリアクション。
ってか、親も教えてあげてくれよ。
しかし、このサユリちゃん、すごく笑顔で大事そうにメモした紙を持って帰りました。
でも、ブラジルの日系人でせっかく日本名でも、意味を知らない人が多かったりします。
なぜなんでしょう??
ちなみに、弊社のウーゴも同様で、
有吾とか、雨後とか、当て字で書いてあげたら同様にとても喜んでいました。
ただ、どうやら父親から聞いてみたら、有吾という漢字だそうで、(おぉ、当ってる。)
「意味はなんだろうな?」
って、一番大事な所をなぜ私に聞いてくるのか、不思議に思いながらも、
「『吾、ここに有り。』
どーんと構えて、迷わずに生きなさい。って意味だと思うよ。」
ってウーゴに言ったら、
ものすごく嬉しそうな顔で、復唱していました。
さて、長くなってしまいましたね。
では、本日の〆の一句。
名前はね、
一生モノの
プレゼント
とうちゃん、かぁちゃん、ありがとう。
では、また木曜日にー。
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