えぇ、木曜の男の出番でごわす。
さて、今回は木曜の男の花金のお話。
今でも日本の皆様は花の金曜日、略して「花金」という言葉は使うのでしょうか?
金曜日は何も考えず呑んだくれて、土曜日には呑みすぎた事を後悔して床に伏し、
日曜日は「笑点」の音楽が日曜日の終わりを告げる序曲となり、
「ちびまる子ちゃん」から「サザエさん」を観るというよりも、眺め、
そして、からくりTVで笑うけれども、月曜日を思うと心からは笑えない・・・。
そんな日本の週末はまだ伝統的に残っているのでしょうか?
私の金曜日は「金太郎」というリベルダージにある飲み屋で終わりを告げます。
弊社のフリーダム社長、川原崎の行きつけで、私もお供するのですが、
主にブラジル人が大半を占め、狭き店内はいつも賑わっております。
店内がいっぱいなため、路上に椅子を出し、それを机代わりに立って飲む。
これが通な金太郎スタイルでございます。
日本人や日系人ももちろんいますが、飛び交っている言語はほぼポルトガル語。
常連のブラジル人ともある程度、仲良くなりまして、
裁判所で働く、妊娠75か月目に突入のブラジル人Z氏や、
日本での勤務経験もあり、ブラジルに永住した紳士のペルー人で、
ジムに通い健康的に汗を流すも、
ビールで全てを白紙に戻してしまう、C氏と主に話します。
そうは言っても、隣に座った顔見知りだけの方も話しかけてきたり、
酔っぱらった女性が勝手に私のコップで酒を飲み、
「つぎたまえ。」と言わんばかりにおかわりを催促されたり、
大体こんな感じで、2時間ほどで10本位の瓶ビールを開けてしまいます。
日本では、飲み会でもあると、相手のコップのビールが減ると率先して注ぎ足しますよね。
それをC氏にも当然のようにすると、
「おまえが、どんどん注ぎ足すから、おれはあっという間に酔ってしまう。
全く、グビグビ。日本人ってヤツは・・・ゴクゴク・・・。」
難産Z氏は、
「おい、お前はポルトガル語は成長したのか?」
と毎回、心配してくれます。
一方私は、Z氏のお腹がいつか破裂するんじゃないかと、そっちの方が心配です。
まぁ、皆さんも 「金太郎」 に足をお運び下さい。
おつまみも和風で、美味しいですし、
良質のピンガやカシャッサも揃っていますし、
客層もインテリですし、店員は日系人で日本語の通じる兄弟ですし。
では一句。
Z氏は、
週に8日
金太郎。
んじゃ、また木曜日に会いましょう。
お待たせ致しました。
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勘違いしないでっ。
おもしろいとか押して欲しくないんだからねっ!↓↓↓
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