2008年8月21日木曜日

美術展情報 ヴォルプスヴェーデ派展

現在MASPで開催中の「最初のドイツ表現主義 パウラ・モーダーゾーン・ベッケルとヴォルプスヴェーデの芸術家たち Primeiro Expressionismo Alemão : Paula Modersohn-Becker e os Artistas de Worpswede - desenhos e Gravuras」は見応えあり。19世紀末にブレーメン郊外のヴォルプスヴェーデ村に集
まり共同生活をした芸術家たち(ヴォルプスヴェーデ派)の素描・版画を展示。
中でもハインリヒ・フォーゲラーHeinrich Vogelerという人の
作品は、ロマンチックであり

ながら絵の構図全体がどこか歪んだ印象を与え、観る者を不安にさせずにおかない(左写真)。
日本の画家・靉光(あいみつ)とどこか通じるところがあるような気がしました(下写真)。
彼は第一次対戦中、ソ連のスパイの摘発に従事しているうちに社会主義に同調、共産党

員になる。戦後ソ連に亡命したがスパイ容疑をかけられシベリア送りになり、そこで死亡したそう。(〜10/5まで)
MASP  Av.Paulista 1578. 火曜は無料です。(布施)

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