2010年9月30日木曜日

ブラジルのお金のお話

みなさん、こんばんは。


木曜日の男、キタの出番でございます。


実は、ブラジルでまだ見てないお金があります。
それは、1レアル紙幣と1センターボ硬貨・・・



私は、お金が大好きです(なんか、イヤらしいな・・・)。
いろんな国のお金を集めるクセがあります。
日本ではデザインの違う500円玉を見るだけで興奮してました。

当然、ブラジルのお金も全種類、揃えようと試みてはいるのですが、
どうしても、手に入らない硬貨が先程お話した、1センターボ。

ブラジルを知らない方のためにお話しすると、
こちらのお金単位はR$ (レアル)とCentavo( センターボ)
ドルと、セントみたいな感じです。


紙幣の種類は、

100レアル 50レアル 20レアル
10レアル 5 レアル 2レアル
     そして、幻の1レアル紙幣

硬貨の種類は、
1レアル
50センターボ 25センターボ
10センターボ 5センターボ
                そして、幻の1センターボ

さらに、センターボに関しては、
各々、2種類ずつ存在します。

実にややこしい!

こちらに来て、最初はR$100札もなかなか見る機会がありませんでした。
(偽札が多いのと、お釣りが出しにくいという理由から、あまり流通していないそうです・・・)
なので、初めてR$100札を見た時は感動しました。
(それは、こちらに来て3ヶ月位経った頃でしょうか・・・)

さぁ、あとは1レアル札と、1センターボ(2種類)でクリアです。

とは言っても、1レアル札は昔は流通してたそうですが、
1レアル硬貨が幅を利かせ始め、希少種となっているそうです・・・
日本で言うと、2000円札みたいなポジションですかね・・・

じゃ、1センターボだけでも、早く手に入れようと思ってるんですが、
1センターボのポジションは日本で言うと1円のようなもので、
簡単に手に入ると思っていたんです。

ところが、これがなかなか入手困難!

よし、なんか買い物してお釣りをもらうしかない!
当然、そんな作戦になりますよね?

ホットドッグがR$1,99だったんです。
もう、とっても嬉しくて。
やっと、1センターボが手に入ると思って。

2レアル払って、ホットドッグを手にして、
お釣りを待ってたんです。

ところが、店員は完全に私を無視。
それでも、待ちましたよ。

でも、変わらず無視。
私が、『お釣りは?』って言葉を知ってたらいいんですが、
知らないから、待つしかない。
店員が立ちすくんでる私に向かって、
「まだ注文あるの?」
というような雰囲気で話すんです。

諦めて帰りましたよ。
トボトボと・・・

後から知ったのですが、
R$0,99 はR$1,00 と一緒の扱いを受けるんです。
だから、お釣りは出ません。

そんなバカなーっ!ですよね?
ね?日本の皆さん!

じゃ、なんでR$0,99と書くのか!
R$1,00と一緒なら、なぜそう書かない!詐欺じゃないか!
って思うじゃないですか。

ところが、長年住んでる日本人にその事を尋ねると、
「R$1,99のホットドッグを5個買えば、5センターボお釣りが来るよ。」

へ?
5個も食べられるわけないぢゃん!
拙者は、納得いきませぬ。


この国ではR$0,99 はR$1,00 と一緒だと・・・
まぁ、分かった。
じゃぁ、そこだけは譲ろう。


じゃ、R$1,00 払って 価格がR$0,98 の場合は?

「お釣りは来ないね。」


はい??


じゃ、R$0,97 の場合は?

「お釣りをくれる人と、くれない人がいるね・・・」


なんですと?

R$0,96は?

「お釣りは5センターボだね。」


おいおいおいおい・・・
もう、意味わかんない。
じゃ、1センターボの存在理由ないじゃん。
なくてもいいじゃん。

売る側も、1センターボがないんだったらさ、
そんな値段にするなよ・・・

でもですね、カードで支払った場合はキッチリ1センターボまでカウントされるんです。


つまり、ブラジルにおいての、1センターボは・・・
バーチャル貨幣だ。



でも、少し考えると日本では1円を作るのに、
製造原価は 0.7円 (製版・流通コストは含まない)だそうで・・・
そう考えると、流通させない方が賢い方法なのかもと・・・考えたりします。


いずれにせよ、幻の1センターボ硬貨はいつか手に入れてみせます。


それにしても、細部がなんて曖昧な国なんだろうか・・・


さて、今週の一句。

10進法
  キャッシュで払うと
     5進法。

     ブラジルに住む木曜の男。


追記です。上記を表にまとめてみました。


あなたがR$1,00で商品を買った時のお釣り表
金額・・・・・お釣り
R$0,91・・・R$0,10
R$0,92・・・R$0,10
R$0,93・・・R$0,05 or お釣りなし
R$0,94・・・R$0,05
R$0,95・・・R$0,05(当然)
R$0,96・・・R$0,05
R$0,97・・・R$0,05 or お釣りなし
R$0,98・・・お釣りなし
R$0,99・・・お釣りなし
R$1,00・・・お釣りなし(当然)

待てよ?
これってさ、赤で太字のとこはさ、
曖昧ライン(勝手に名付けてみる。)って事でしょ?

企業側はその曖昧ラインで値段をつけてさ、
従業員には「お釣りを出すな」と指示すれば・・・

企業側はまる儲けだね!

では、また来週の木曜にお会いしましょう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ブラジル選んで正解ですな!www

その曖昧さ

懐かしき感覚です!(爆笑)