2012年2月27日月曜日

楽々サンパウロ

12月に発行した『楽々サンパウロ』の表紙や目次をissuu.comにアップロードしました。
間もなく日本でも買えるようになる予定です。
サンパウロでの価格は70レアル。
日本での販売価格は3500円を予定しています。


川原崎

2012年2月23日木曜日

小麦色の公文で苦悶。

みなさん、こんばんは。
木曜の男が軽やかに登場です。

現在、私のポルトガル語は、遅まきながら語彙が増えている状態です。

それもこれも、公文のおかげでございます。
なんと素晴らしいシステムなのでしょう。
今や世界47の国で展開している公文。
やっぱり、大切なのは教育だと私も思います。
創造するには、想像力が必要で、想像するには知識が基本になると私は考えています。

まぁ、未熟者のこだわりは置いといて、
どんな環境で勉強しているかと言いますと、
こんな感じでございます。

(勉強そっちのけで、写真を撮るという、このていたらく・・・。)


こんな子供達の中で30過ぎのおっさんが一緒に勉強しているのです。
まぁ、教室に入った途端、もんのすごい注目を子供達から浴びます。
んで、そんなおっさんのしている勉強はポルトガル語の超基本的なこと。
ネズミやキツネや犬を擬人化した子供向けストーリーを、先生と一緒に声を出して読むのです。
明らかに10歳位の子供は私を奇異な目で見てくるのですが、
私の教材を見ると目を丸くして、不憫に思ってるような表情で、
親指を立てて励ましてきます。
引きつった笑顔で私もまた親指を立てて応えます。
(まだ簡単な足し算をしてる、おまえこそ頑張れ。。。)

また、隣に座った美少女が算数を解きながら、横目でチラチラみてきます。
日本語のポルトガル語辞書をひいて、日本語で注釈を書いているおっさんに興味津々のようです。
目が合うと、目を逸らしたりなんかして、なんと可愛らしいことか…。

ちなみにこの教室では、ポルトガル語以外には、算数・数学、英語、日本語を教えている教室で、先生も5人位います。

しかし、私の先生はだいぶ前にお話した(英雄色を好む。)ブラジル人の美人な女性。

日本語も英語も全く分かりません。
ただ、先生の席の隣には、英語の女性の先生がいるので、
時にはこちらが、言葉の意味に困惑してると、英語で助け舟を出してくれます。

まぁ、そんなこんなでペースはゆっくりでも、確実に自分のペースで進めていけるので、
将来、自分のポルトガル語がどんな感じで成長していくのか、とても楽しみでございます。


あ、私の担当のその先生、カーニバル明けで教室に行くと、こんがり小麦色に焼けてまして、

「おぉ、おぬし、さてはカーニバルの連休に、
 ビーチに行ったのじゃな?」


って聞くと、


「そうよ。うふ。」


って答えた笑顔が、かわいかったー。


では、木曜の一句。

  こんがりで、

    思い出したぞ

      とんがりコーン


指にはめて、食べてぇなー。
では、また木曜日にお会いしましょう。

1月の月刊Pindoramaはこちら。

勘違いしないでっ。
おもしろいとか押して欲しくないんだからねっ!↓↓↓

2012年2月16日木曜日

ばかもんがっ!!

どーも、木曜の男がお送りしますけど、何か?

本日の私は、怒りでいっぱいでございます。

2011年8月に、日本から嫁が郵便物を送ってくれたんですね。
中身は主に書籍です。システム手帳の10月からの1年間のスケジュール帳やら。
EMSとかいう、荷物の追跡もできる一番高い送料を払って送ってくれたんです。
中身は大した金額でもないし、重くもありません。
それに送料が2000円もしたそうです。

さて、追跡を見ると送ってから2週間後にはブラジルに届いているそうです。
しかし、なんの音沙汰もない。
郵便局はストライキをしてましたので、「仕方ないかぁ。」と思って、
のんびり待っていました。
しかし、待てど暮らせど一向に来ない。
さすがに痺れを切らして、弊社のウーゴにポルトガル語で電話して聞いてもらう。
この時ですでに、2011年12月。ストライキやらも2週間ほどで終わったそうです。
どうやら、関税にひっかかってるそうで、


「まぁ、ちょいと待っててくれ。
 ある書類が届くから、それを持って郵便局に行ってくれ。」


「そうか。待てばいいんだな?OK。」

そもそも、今日本からの荷物は食料品が入っていれば、
個人から個人に送る場合、放射能の関係で有無を言わさず没収だそうで。
食料品でなくても、食料を入れるタッパーなどもダメだそうです。
それにしても、放射能チェックで時間がかかってるにしてもおかしい。
嫁が送ってくれたのは、書籍。しかも、ほんの数冊。
「サプライズで何か食べ物入れたの?」
と聞いても、そんなことしてない。という。
そもそも、電化製品でもないのに、関税がかかるハズもないらしく、
なぜ、税関でひっかかってるのかと・・・。
ただ、時々運悪く書籍にも税金をかけるらしいと。
税金がかかる場合は、
日本からの送料も中身の金額を足して、その金額の何十%
(率は曖昧にしか覚えていませんが、確か70%だったような・・・。)
しかも、中身の査定額も相手のさじ加減ひとつ。

あぁ、きっとついていなかったんだなぁ。

と郵便局からの連絡を待ちました。

んで、やっと手紙が届いたのが2012年1月
そう。先月。

楽しみにしてた荷物がやっと届いたと、
郵便局に意気揚々として取りに行ってみる。

心配してた関税はかかってない。
「なんだ。0円か。」

荷物を取ろうとすると、なにやらお金を請求される。

「なんだこのR$46.00は??」


「税関での保管料だ。」

「はぁ??」


「てめぇ、このやろーっ!
 そしたら、のんびりチェックして、
 ゆっくり仕事すればするほど、
 お金をぼったくれるじゃねぇかっ!
 関税で儲けられなかったら、
 遅延しといて儲けようって魂胆かっ!
 すでに、10月スタートの手帳の中身は、
 半年近く損してんだぞっ!!」


って文句を言えるほど、ポルトガル語は上手くはない。
一緒についてきてくれた、一世のおばちゃんが変わりにソフトに言ってくれた。

「う~ん・・・そう言われても、郵便局では・・・。」


「税関に送り返して、文句を言ってくれ。
 この金額はおかしいよ。」


どうやら、理解してくれたそうで、郵便局長が差し戻ししてくれるそうだ。
また、届いたら連絡すると。

んで、10日後、届いたからすぐに取りに来い。と連絡がある。
ただ2日以内に来ないとこの荷物は日本に送り返すぞ。
って脅しつき。

んで、取りにいくと、請求されたお金はR$48.00

「上がってるじゃねぇかっ!!」

もう、いいよ。払うよ。疲れたよ。

「なに?ここでは払えない?銀行で払ってこい?」

はぁ~。わかったよ。払うよ。もう、疲れたよ。
んで、荷物は?

「ない。あ、まだ税関だ。」


「はぁ?お前らがここに呼んだんだろ?
 ないって何??おれは暇じゃねぇんだ!
 メトロ代返しやがれっ!!」


「はは。届いたら、また連絡するよ。」


もう、なんなんだよ、この国は。
毎回ついてきてくれる、一世のおばちゃんにも申し訳ないよ・・・。

そして、3日後、今日。
「届いた。今日中に取りに来い。今日までだ。
 銀行でR$52.00振り込んでねー。
 今日までに来ないと、もう渡せないからねー。」


「おい、突然すぎる。猶予もない。
 しかも、銀行は15時まで・・・。
 金額もまた上がってるし・・・。」

そして、その伝言を知ったのは、20時・・・。


もう、荷物が日本に送り返されるんだろう。
いや、ブラジルだから日本に送り返されるのも怪しい。
中身は日本語の書籍だから、ブラジル人はきっと、そのまま放置して捨てるだろう。

嫁よ。ごめん。君の愛情は日本に届きそうにないぞ。
この国は目の前に起こってる事象でしか物事を考えたり、判断できないんだと思う。
その荷物をどんな想いで送った人がいるのか、
この小さな荷物にどんな想いが籠ってるのか、
その荷物をどんな気持ちで待ち望んでいる人がいるのか、
その姿を想像なんて、できはしない。
想像できたら、こんな乱暴で雑な仕事はしないはずだ。
目に見えないものを見ようとすることなんてできない。
ブラジル人にとって、仕事は面倒な業務でしてしかないんだ。勘弁してくれ。


と、おもいきや。


いつも一緒に行ってくれた一世のおばちゃんが、
代わりにお金を立て替えて、荷物を取ってきてくれたそうだ。
本人にしか渡せないものを、とにかく、しぶとく交渉してくれて、
私の代わりに荷物を受け取ってくれたそうだ。


じつは、このおばちゃん、こういうトラブルに何回も遭ったそうで、
荷物の中身を抜き取られるとか、高いお金をふっかけられるとか、
そんな悔しさを知っているからこそ、こんな私のために懸命に動いてくれた。

今、涙が出るくらい嬉しい。

そして、木曜の一句。

 おばちゃんへ、

   ありふれてるけど、

     ありがとう。

いつも、誰かに助けてもらってばっかり。
本当にありがたい。
では、来週の木曜日に会いましょう。

※なお、今回の私のような荷物は普段は普通に届くそうです。
 アンラッキーが重なってこのような事態になったそうで、
 長年住んでる方は、ごくたまにしか起こらないことだそうです。

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2012年2月9日木曜日

ブラジルはやっと熱くなってきた。

みなさん、こんばんは。
夏バテ気味の木曜の男がお送りします。

ブラジルの気温はここ5日位、急に夏らしくなりまして、
若干日に焼けた感があります。

大体、15時~18時の間ににわか雨が降り、夜は少し過ごし易くなるものですが、
雨が降らない日は熱帯夜となります。

寝る前にシャワーを浴びて、起きてからシャワーを浴びなければ、
とても不快な気分になります。

実は、最近引っ越しまして、前に住んでいた所よりもかなり良い環境の家です。
石造りではなく、床は板張りで日当たりもものすごく良く、隙間風などもない立派な建物です。
ですが、石作りとは違い、熱を放射しないので帰宅すると、かなりむぁーっとします。
冬であれば実に快適なのですが、真夏はさすがにちょっとキツいです。

よし、扇風機を入手しよう。

どなたか安くで譲ってもらえないでしょうか?

今日は早めですが、木曜の一句。

        暑いけど、

              青空キレイ・・・

                      サンパウロ。

熱いと手抜きになるよねー。
んじゃ、また木曜日に。

2012年2月2日木曜日

木曜の男という男。

みなさん、こんばんは。
ブラジル時間で木曜にお送りするのは、
私、木曜の男、キタでございます。

それでは、リスナーから寄せられた、おハガキを読ませていただきます。

リ「木曜の男さん、こんばんは。」

木「はい、こんばんは。」

リ「時々、まれにブログを読んでいます。」

木「もっと、読んで。」

リ「そこで、質問です。木曜の男さんは、どんな野郎なんですか?イメージで教えて下さい。」


え~イメージですか・・・。

ブラジルに来る前の日本では、まだ髪も短かったので、
こんな感じ。







ですが、ブラジルに来て髪がすごく伸びました。
というか、切ってないです。
以前、切ってもらった事があったのですが、見事な刈り上げにされまして・・・。



トラウマとなり、美容室は吟味している最中です。
んで、こちらでは安い美容室はほとんど、日曜日が休みです。
土曜日は営業しているのですが、金曜日に呑んだくれるため、
土曜日は動けませんし、動きません。
となると、髪は現在伸び放題に伸びております。


最近、ブラジル人には


「よぅ、ブルース・リー」


「あなた、誰かに似てるわね。ブルース・リーだわ。」


「へい、リー!!」

と、行きつけのバールの店員やら、
バスを待ってるおばぁちゃんやら、
道行く全く知らない人やら、
たくさんの人に声かけられるようになりました。
弊社の広告制作担当のHugo(ウーゴ)もこれらに納得しています。

おっと、ブルース・リーを知らない人のために、写真が必要ですね。
こんな感じです。






















あれ?間違った。これじゃない。




ちなみに、こんなにイイ男ではございません。
この顔をたくさんのミツバチに刺された、6日後の顔を
想像して下さい。髪は現在、彼より長いです。

どうも、ブラジル人にはアジア人の顔は一緒に見えるらしく、
中国人も、韓国人も日本人も同じようです。

最近、「Chinese??」 シネーズ? 中国人?

と聞かれます。どうやら、この髪型が一因でもあるようです。





お箸はお付けしますか??












一本でよろしいですか?










これで、イメージ湧いたでしょうか?
私は、せっかく自由の国ブラジルに来ているので、
チョンマゲができるくらい、伸ばしてみたいと思っています。

おっと、お時間です。
それでは、また来週の木曜日にお会いしましょう。




あっ、忘れてた。木曜の男の心の一句。

    営業マン、

      これでいいのか?

         葛藤中。


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